Circular Economy Competition / 2026

サーキュラーエコノミーコンペティション

循環 × 再生が拓く、建築の未来

Circular Economy Competition / 2026

サーキュラーエコノミーコンペティション

循環×再生が拓く、建築の未来

分解と再編による、新たな建築の可能性。
建築を「資源のストック場」として捉え直す設計コンペティション。

Grand Prize
0万円
Prizes
0
Final Review
0月20日

Theme & Brief

課題

「サーキュラーエコノミー(循環 × 再生)が拓く建築の未来
― 分解と再編による新たな建築の可能性 ―」

リニアエコノミーからサーキュラーエコノミーへ。サーキュラーエコノミー(循環型経済)とは、物質やエネルギーを限られた域内で循環させ、持続可能な社会を目指す経済モデルです。天然資源を「採る・作る・使う・捨てる」従来のリニアエコノミー(直線型経済)とは対照的に、採掘や廃棄のプロセスそのものをデザインの範疇に取り込みます。

リニアエコノミーからサーキュラーエコノミーへ

エレン・マッカーサー財団は、サーキュラーエコノミーの原則を次の3つに整理しています。この考え方を建築に持ち込むとき、建物は「完成して終わる作品」から、時間や場所を越えて部材が巡り続ける“マテリアルバンク(資源の銀行)”へと捉え直されます。

01廃棄を生まない設計

廃棄物と汚染を、あらかじめ生み出さないように設計する。

02資源を使い続ける

製品と原材料を、価値を保ったまま使い続ける。

03自然を再生する

自然の仕組みを再生し、循環を取り戻す。

課題背景

近年、経済合理性を優先する社会の中で、大量生産・大量消費を前提とした建築が数多く造られてきました。環境負荷の増大や資源枯渇といった地球規模の課題を顕在化させるだけでなく、人々の思い出が詰まった街並みさえ、いとも簡単に取り壊され、新たな建築が建て続けられています。

かつて伝統的な木造住宅が主流だった時代には、他の建築で使われた古材を積極的に活用し、四季の気候に応じてエネルギーを極力使わない環境建築群が街並みを構成していました。新しくても、どこか親しみやすさや懐かしさの漂う空間がそこにはありました。

一方、少子高齢化と空き家問題が進む今も、私たちは新しい建築を作り続けています。空き家は解体撤去費だけで数百万円以上かかることも多く、財産を減らす“金食い虫”として、引き継いだ人の悩みの種になってきました。

では、もしサーキュラーエコノミーの概念で建物を造ったらどうなるでしょうか。空き家になっても部材(パーツ)を容易に移設できれば、引き継いだ人の財産を目減りさせることなく、むしろ新たな財産を生み出せるかもしれません。建築を“資源のストック場”として捉える——そんな建築群が形成された社会では、社会全体に資源をストックするという発想が生まれてくるはずです。

構成部材が時間や場所を越えて循環する仕組みをあらかじめ設計に組み込むことで、素材・思い出・資源・経済の循環が生まれ、スクラップ&ビルドや単なるリノベーション・コンバージョンとは異なる、新たな建築のつくられ方と価値観が見いだせるのではないでしょうか。

課題制作 審査員 古座 拓磨

求める提案

「サーキュラーエコノミー(循環 × 再生)」の概念を建築分野に応用し、建築を完成形として固定するのではなく、将来的な分解・移設・再編を前提とした可変的な存在として再定義する提案を求めます。分解可能な構法、再利用を想定したディテール、移設や用途変更に対応する計画、そしてその概念が社会全体へ与える影響まで——具体的な設計手法を通して、サーキュラーエコノミーが切り拓く新しい建築社会の未来像を示してください。

資源や材料は、敷地の建物だけに閉じる必要はありません。町や都市全体を“資源のストック場”として捉える——そんな広がりのある発想を歓迎します。

Concept建てて、壊すのではなく。
分解し、再び編み直す。
素材も、思い出も、経済も巡る建築へ。

設計条件

  • 敷地久慈設計 東京支社
  • 資源・材料東京支社ビルのみに縛られません。町や都市全体を資源のストック場として捉えてよく、既存躯体も自由に設定できます。
  • 用途・構造・階数・床面積指定なし(自由)
  • 提案自由な発想による提案を歓迎します

The Loop

循環を、設計する

01 / Disassemble

分解

容易に解体できる接合と構法。建築を不可逆な完成形ではなく、解ける構造として捉える。

02 / Relocate

移設

パーツ単位で運び、別の場所へ。空き家や余剰素材を、次の敷地のストックとして活かす。

03 / Reassemble

再編

同じ素材で、新しい関係を編む。用途や暮らしの変化に応じて建築を編み直す。

04 / Inherit

継承

素材・記憶・経済が次代へ巡る。スクラップ&ビルドを超えた循環型の建築社会へ。

Application Requirements

応募要項

Entry
公式フォームより応募登録のうえ、規定の形式で作品をご提出ください。一次審査はデータ(PDF)提出による書類審査です。
Eligibility
個人・グループ(チーム)いずれも応募いただけます。グループの場合は代表者1名を立て、共同参加者全員の氏名を登録してください。人数の上限は設けません。 共同参加者名は応募フォームに記載
Submission
一次審査:PDFによるデータ提出(書類審査)。作品データは公式の作品提出フォームよりご提出ください。
  1. PDF形式・1ファイル10MB以内で提出してください。
  2. PDF名は「応募ナンバー_代表者名」としてください。
二次審査:A2用紙 1枚(パネル化不可)を持参。模型は必要に応じて持込可(膝の上に載る 30cm四方程度まで)。 一次=PDF / 二次=A2・1枚・パネル不可
Venue
久慈設計 東京支社にて、二次審査を実施します。
Poster Session
審査員が当日会場を巡回するポスターセッション形式で実施します。発表2分+質疑2分(お一人あたり4分枠)で採点を行います。 審査員巡回 / 発表2分+質疑2分
Attendance
交通費の支給はありません。ご来場が難しい場合は、オンライン(Zoom)での発表参加も可能です。 来場 / オンライン(Zoom)どちらも可
Criteria
下記〈審査方式・審査基準〉の5つの視点に基づき、総合的に審査します。
Result
二次審査後、受賞者へ直接ご連絡のうえ公式サイトにて発表します。※発表日 調整中

Judging Criteria

審査方式・審査基準

一次審査はデータ(PDF)による書類審査、二次審査は審査員が巡回するポスターセッション(発表2分+質疑2分)で実施します。次の5つの視点から作品を総合的に評価します。

  1. 01

    テーマ適合性

    「循環」の考え方が提案の核になっているか。

  2. 02

    具体性

    循環の概念が、建築的な仕組み・空間として具体化されているか。

  3. 03

    独創性

    既存の事例の再現ではない、独自の視点があるか。

  4. 04

    実現可能性

    構法・運用の面で成立しうる説得力があるか。

  5. 05

    表現・伝達力

    パネル1枚で提案の魅力が伝わるか。

Award Composition

賞構成

Grand Prize
最優秀者
10万円
1名
Excellence
優秀者
3万円
1名
Jury Award
審査員賞
1万円
3名
Student
学生賞
1万円
3名
Selected
入賞
賞状
20名

※ 入賞は賞状のみの授与です。受賞者は合計28名を予定しています。

Introduction of Judges

審査員紹介

久慈 和也 氏
久慈 和也 氏
株式会社久慈設計 代表取締役社長。1931年創業、東北を代表する建築設計事務所の経営を率いる。環境負荷の低減と地域資源の循環を重んじ、公共施設をはじめとする多様な建築を手がけてきた。持続可能な社会において建築が果たすべき役割という視点から、これからの時代にふさわしい提案を見つめる。
小川 惇 氏
小川 惇 氏
株式会社久慈設計 元代表取締役社長・会長。元・菊竹清訓建築設計事務所に在籍し、日本近代建築を代表する名作住宅〈スカイハウス〉の設計を担当。長きにわたり久慈設計の設計と経営の中核を担い、豊富な実務経験に裏打ちされた確かな視点で、提案の完成度と実現可能性を見極める。
古座 拓磨 氏
古座 拓磨 氏
東京理科大学 西田研究室を卒業し、同大学院を修了。一級建築士。赤レンガ卒業設計展で15戦入選や複数の賞を受賞。入社後、公共施設のプロポーザルで複数の当選実績をもつ。柔軟な発想と実務的な視点を兼ね備え、循環という新しいテーマに挑む提案を評価する。本コンペティションの企画・運営を担当。

Schedule

募集受付期間

Open7月17日(金)

コンペ公開・エントリー受付開始

公式サイトにて募集要項を掲載し、エントリーを受け付けます。

1st10月20日(火)

一次審査 提出〆切(書類審査)

PDFによるデータ提出を締め切り、書類審査を実施。通過者へ二次審査をご案内します。

Final11月20日(金)

二次審査(ポスターセッション)

久慈設計 東京支社にて実施。審査員巡回のポスターセッション(発表2分+質疑2分)。来場が難しい場合はZoom発表も可能です。

Points to Note

応募上の注意点

i応募作品について

他コンペや媒体に未発表のオリジナル作品に限ります。第三者の権利を侵害しないことを確認のうえご応募ください。

©著作権の取り扱い

全作品の著作権は応募者に帰属します。主催者(久慈設計)は、受賞作品を含む応募作品を、本コンペティションの広報・記録を目的として無償で使用できるものとします。

P個人情報の取り扱い

取得した個人情報は主催者・運営事務局が適切に管理し、ご本人の同意なく第三者へ提供しません。

Q&A / Contact

質疑応答・お問い合わせ

質疑応答

現地見学会はありますか?
ありません。久慈設計ビルに入ることも不可とします。
模型は持ち込み可能ですか?
二次審査に限り持込可能です。膝の上に載る 30cm四方程度までとします。
アップロードするPDFの容量制限はありますか?
あります。1ファイル 10MB以内でご提出ください。
生成AIは使用可能ですか?
設計検討やプレゼンテーションの補助としての使用は可能です。ただし、提出作品は応募者自身のオリジナルであり、第三者の著作権等を侵害しないことを条件とします。

※ 新たなご質問と回答は、本欄に随時追記いたします。

Contact 株式会社 久慈設計 コンペ担当 古座 拓磨 koza@kuji-act.co.jp
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循環×あなたのアイデアで、
建築の未来を描く。

分解と再編から始まる、新しい建築社会の提案をお待ちしています。

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